客観的に問題と向き合う

目標に向けて努力をしているとき、人はどこかで「失敗」にぶつかります。それは医師として転職をしようと思っている人も同じことが言えるのではないでしょうか。立てていたプランや行動が上手くいかないことも多く、「なぜできなかったのか」を考えてしまうことも多いでしょう。しかしこの考え方は、過去型否定型質問と呼ばれるもので、後ろ向きになりやすい性質を持っています。失敗に対して「なぜ」という聞き方をしてしまうと、多くの場合は自分が悪かったという結論になり、結果として後悔を繰り返すだけになってしまいます。
失敗を省みたい場合には、「(自分が)なぜできなかったのか」ではなく、「何が原因でできなかったのか」と主語を置き替えて考えましょう。自分を主語としてしまうと前向きなアイデアが出にくくなります。一旦問題と距離を置き、この場合の原因は何だったのか、ということを客観的に分析しましょう。距離を置くことで冷静にもなれますし、主語が自分でないために失敗をした嫌な気持ちも少なくなります。また、人に相談をされていると仮定をすることも効果的です。自分の話ではなく「この失敗を人に相談された場合、自分は何と答えるのだろう」という考え方です。他人に相談を受けていると思えば、自然と励ます方向になるでしょうし、落ち着いて答えることもできるでしょう。
大切なことは「なぜ(自分が)できなかったか」ということではなく、「原因は何か」「次に成功させるためには何をしたらいいか」という部分です。失敗をすれば感情的にもなりやすいですが、まずは一旦落ち着いて、次に何をするべきかを考えていきましょう。可能であれば、一時的に問題と距離を置き、時間を掛けて別のことを行っていれば頭を冷やすこともできます。自分に合った方法で、医師転職での問題とも向き合っていきましょう。