人に注意をする場合

7月 8, 2019 0 投稿者: admin

日本には「察する」という文化があり、言葉を濁して伝えてしまうことがあります。医師として転職した後に、医療現場で働き始めた方は少なからず感じていることだとは思いますが、医師などの医療現場では間違った情報を伝えてしまえば大問題になってしまいます。だからといって、何においても「言葉を選ばずに思ったことを伝える」ということが正しいわけではありません。特に苦情などの申し入れをするときには言葉を選ばなくてはならず、人によっては衝突してしまうこともあります。
人に注意をするときのコツは、最初と最後にクッションを置くことと言われています。例えば同じスタッフに「患者への指導が厳し過ぎる」という注意をしたい場合に、頭ごなしに本題を伝えてはいけません。悪意があってやっている場合を別として、スタッフの方にも何か考えがあるはずです。「熱心な指導はありがたいけれど」など、一旦相手を承認する姿勢を見せることで、相手も意見を受け入れやすくなります。あくまで「相手」という人間ではなく「トラブルになっている原因」が悪いということを伝えましょう。相手の意見を聞いてみることも効果的です。
人は自分が注意をされたとき、その内容よりも「注意をされた」ということに感情が向いてしまいがちです。そのため、お互いに嫌な気分にならないよう言葉を選ぶことが大切です。ただし、言葉を選びすぎて結局意味を伝えられなかった、ということになっては意味がありません。場合によっては、注意をされる側に原因があるから仕方ないと思うかもしれませんが、大切なのは「原因ある人が怒られること」ではなく、「次に問題が起こらないために注意をすること」です。中には自分がすっきりするために怒る人もいるようですが、自分が何故注意をするのか、目的を見失わないようにしましょう。