「どうされましたか」という聞き方

7月 22, 2019 0 投稿者: admin

医師として転職することが出来た方なら誰もが感じることかもしれませんが、医師が患者に話しかけるとき、お互いに少なからず緊張をしています。初対面であればなおさらです。医師は患者に、症状などを聞かなくてはなりません。患者が話しやすい雰囲気をつくって、聞き出していく必要があるでしょう。
医師が使いがちな質問として「今日はどうされましたか?」というものがあります。診察に来た患者に症状を聞くための常套句とも言えますが、多くの場合、これはあまり良い聞き方とは言えません。何故なら初診であった場合、症状などは問診票に記入してあります。わざわざ患者に記入してもらったものに目を通さず、同じ症状を説明させることは二度手間になってしまいます。患者からすれば、せっかく書いたにも関わらず無駄な手間を掛けさせられたと感じることもあるでしょう。まずは書いてもらった問診票に目を通し、「~ということですが、今も痛いですか?」といったように、記載内容から話を広げていきましょう。
また、この「どうしましたか」という質問はオープン型の広い質問と言えます。話すことが苦手な人や、緊張している人であれば、あれもこれも話さなければならないと感じてしまい、混乱させてしまうこともあります。患者は、病気に対して素人です。何を伝えれば情報として役立つのか、判断がつかない場合もあるでしょう。治療のプロである医者側から、必要な情報を引き出せるよう質問してきましょう。しかし、場合によっては問診票に記載をしない人もいます。その場合には1から質問をするとして「どうされましたか」と聞くことは効果的です。他にも、再診の場合は相手も多少は慣れてきています。「あれからどうですか」という質問でも充分伝わりますので、状況を見ながら質問を変えていくことが効果的です。

こうした患者への配慮も行っていく必要が出てくると思うので、医師求人を探している方は、こうした一面も覚えておいてもよいかもしれません。